駒崎弘樹氏(2007年グランプリ・TOYP倶楽部特別賞)

特定非営利活動法人フローレンス代表理事



僕がもっとも大切にしていること、それは挑戦です。挑戦を通じて僕たちが見聞きすることが、僕たちを変え、人生を導いてくれるからです。10代だった僕にとっての最初の挑戦は、アメリカへの留学でしたが、そこで体感したのが、日本という国と社会が急速に悪くなっているという危機感です。当時は、失われた10年の真っ最中でしたが、日本の中にいては見えないことを、アメリカから日本を眺めて肌で感じました。同時に、それまであまり気にもかけなかった日本という社会が、実は自分を育んでくれて、大切なものを僕に与えてくれていたんだという感覚にも気づかされました。そこで芽生えた日本を愛する気持ち、何とか自分にできないのかという気持ちが、僕を、今の仕事に導いてくれたように思います。U18リーダーズ・キャンプは、挑戦をしている50名の仲間、それに先輩リーダーや魅力ある大人が集まる貴重な場です。ここで見ること、味わうこと、感じることが、僕たちの人生の可能性を大きく広げます。挑戦者の参加を待ってます。

 

プロフィール

1999年慶応義塾大学総合政策学部入学。在学中よりITベンチャーの共同営者として様々な技術を事業化する。 同大卒業後、ベビーシッターをしている母親から、子供の病気のために仕事を休み、解雇されたお客さんの話を聞き、「病児保育問題」を知る。自身が近所のベテランママに3歳まで預けられていた経験から、「地域が支える子育て」が消失してしまった社会にショックを受け、保育業界最大の難問、病児保育事業に取り組むことを決意。04年内閣府から承認を受け、NPO法人フローレンスを立ち上げる。「地域の力で、育児と仕事が両立できる社会をつくる」ためにビジネス手法を用いながら、継続的に病児保育の問題に取り組んでいる。 2010年4月現在、東京23区全域のほか、千葉県浦安市へもサービスを展開している。